その未来に僕は居ない



「さあどうなりとも使えばいい」

 嗤って。


 棄てた、
 のは。



 どうでもいいのだ。
 本当は、全て全てどうでも、どうだって。
 混濁し、絡み合う。混ざり込んだ意識はもう、境界すら曖昧、で。
 生きているのではなく、生かされている。
 巡り続ける魂は、それでもまだ破綻せず、絶望より残酷な光の幻影にずっとずっと焦がれて生かされて。
 ―――本当は、君、だってどうでもいい。
 本能すらも支配する、魂の核。
 その意志に従うのも悪くはないと、倦んだ思考にふと、思う。
 生まれて、初めて。

 望み、なんて。
 憎しみしか生み出さない全てを壊してしまうこと、しか。
 ―――もう。


 (それは、真実)
 (慎重に緻密に、一筋の破綻もなく捏造(つく)り上げられた、真実)





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